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シングルマザー専門のシェアハウスはどんなところ?

  シングルマザー専門のシェアハウスはどんなところ?

1.シングルマザー専門のシェアハウスとは

最近では何でもシェアをするのが人気となっており、シェアハウスといったサービスも当たり前のものとなりました。そういった中で、シングルマザーを対象としたシェアハウスがあることをご存知でしょうか?これはまさにシングルマザーのためのサービスで、シングルマザー同士で助け合っていくことができるのです。

一般的なシェアハウスと違って、対象となっているのはシングルマザーのみです。そのため、男性と一緒に暮らす羽目になるといったリスクもありませんし、シングルマザー同士でのみ生活を共にできるので安心できるのです。

2.どんな場所?

シングルマザーのためのシェアハウスというのは、まだまだスタートしたばかりのサービスです。そのため、一般的なシェアハウスと比べるとまだまだ数は少ないですし、都内に集中している印象です。主要都市であれば期待はできるのですが、地方となってくるとなかなか見つからないかもしれません。

シェアハウスと一口に言ってもさまざまなタイプのハウスがあるのですが、やはり多いのは一戸建てタイプです。1階部分を共有スペースにして、2階にそれぞれの部屋を持つといったケースは多いです。一戸建てというのは空き家として放置されてしまうケースも多いようで、シェアハウスとして活用することによって空き家対策にもなるというわけです。

もちろん、一般的なマンションやアパートのような形でのシェアハウスもあります。その場合には、規模の小さな集合住宅という感じで集合住宅での暮らしに慣れている人にはこういったタイプがいいかもしれませんね。

3.シェアハウスのメリット、デメリット

シングルマザーを対象としているシェアハウスのメリットとデメリットについて詳しくお話ししていきましょう。

メリット

まずメリットとして挙げられるのは、やはり同じシングルマザーの仲間がいてくれるという安心感です。

シングルマザーというのは恥ずかしいことではありませんし、仕方のない部分もあるでしょう。しかしながら、やはりシングルマザーであるということを負い目に感じてしまう人は多いのです。そのため、いわゆる普通のママ友同士の付き合いといったものもできずに、ひとりで抱え込んでしまうことも珍しくありません。

ですが、シングルマザーを対象としたシェアハウスであれば、お互いにシングルマザーであることがわかっているからこそ気軽に話ができますし、相談もできるのです。子ども同士が仲良くなって遊んでいてくれるので助かるという部分もあるようです。

気兼ねなく子ども同士の交流はもちろん、ママ友同士の交流も楽しめるでしょう。また、シェアハウスならではの交流があるからこそ防犯面でも安心できます。

少し前までは集合住宅に引っ越しをすれば、最低でも上下左右の部屋に挨拶をするのが当たり前でした。しかしながら、最近では引っ越してくるときも引っ越していくときも挨拶をしないという人がほとんどです。簡単に言ってしまえば、ご近所付き合いが希薄になっているのです。

こういった付き合いが希薄になると、いざというときに助け合えないだけではなく、防犯面でも不安が出てきます。シェアハウスであれば変な言い方をすると、嫌でも交流せざるを得ない部分が出てきます。ですが、そういった交流があるからこそ防犯面でも安心できるのです。

シングルマザーの場合、基本的には男手がないのですから狙われやすくなってしまいます。ただ、シングルマザーが集まって暮らしているとなると、それだけで狙われにくくなるものです。そういう意味では、シェアハウスは不安を抱えているシングルマザーが自分やお子さんを守るための手段とも言えるのかもしれませんね。

さらに、シングルマザーを対象としたシェアハウスであれば、費用をかなり抑えることができます。もともとシェアハウスというのは普通に賃貸物件を利用するよりもお得になることが多いのですが、シングルマザーを対象としたシェアハウスでも同じことが言えます。

賃貸物件を利用する際には敷金や礼金といったものが求められますが、シェアハウスであれば敷金も礼金も必要ありません。家賃もリーズナブルですし、かなりの節約になるかと思います。

デメリット

では、シェアハウスのデメリットとしてはどのようなことが挙げられるのでしょうか?

デメリットとしてまず挙げられるのがシェアメイトとの相性です。というのも、基本的にシングルマザーを対象としたシェアハウスで相手を選ぶといったことはできません。

お互いに知らない者同士が暮らしていくことになりますので、どうしても人間的な相性の部分が出てきてしまうものです。もちろん、一緒に仕事をするわけではないので職場の人間関係ほどストレスを感じるようなことはないでしょうが、やはり一緒に生活をするからこそのストレスはかかってくるかと思います。

また、シェアハウス内でのルールを守らない人が出てくる可能性があるという部分もデメリットになってくるでしょう。基本的に見知らぬ相手と共同生活をすることになるのですから、そこには最低限のルールがあるものです。

ただ、そのシェアハウスに入ってくる人がそのルールを守ってくれるかどうかというのは実際に暮らしてみないとわからないのです。常識のある人であればルールを守るのは大前提で、まさかルールを守らない人が出てくるとは思わないでしょう。

もちろん、うっかりルールを破ってしまったということもあるかもしれませんが、ルールを守る守らないでトラブルに発展してしまう可能性もゼロではないのです。それにルールには主観的な部分も含まれるかと思います。

「静かにしましょう」というルールがあったときに、どの程度を静かと見なすのかは人によって違ってきますよね。だからこそ、ルールに関しては余計にトラブルに発展しやすいのです。

ただ、シェアハウスにおけるデメリットというのはシェアハウスであればある意味当たり前のことです。実際に知らない人同士が生活を共にすることになるわけですから、冷静に考えるとどれも当然なのです。

そう考えていくと、そもそもシェアハウスというのは神経質な人やこだわりの強い人には向かないのかもしれませんね。間違っていることは正していかなければいけませんが、それ以外の部分では相手を受け入れて自分も相手に受け入れてもらうという余裕が必要です。

4.まとめ

まだまだ数は少ないもののシングルマザーを対象にしたシェアハウスも登場しています。デメリットはあるものの、シングルマザーの人にとってはメリットのほうが大きいかもしれません。もしシングルマザーを対象としたシェアハウスが近くにあるなら是非検討してみるといいでしょう。