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シングルマザーの婚活は難しい?出会いから注意点まで
シングルマザーの婚活の実情はどうなんでしょうか。周りにシングルマザーって増えている気がするし、ステップファミリーなんて言葉も浸透してきていますよね。
再婚している人もチラホラ見かけるけど、どれくらい多くなっているのか知りたい……なんて方も多いと思います。
実際にはシングルマザーや再婚している人はどれくらい増えているんでしょうか?
1.再婚者数は5年前からほぼ横ばい!?
厚生労働省が発表した「婚姻に関する統計」「国民生活基礎調査」の中には離婚率や母子世帯の数、離婚の年を含む離婚後5年間に再婚した割合という項目があります。
この調査結果の平成元年と平成29年とを比較してみると、以下のようになっています。
- 婚姻件数……約71万組→約61万組と約10万組減少
- 離婚件数……約16万組→約21万組と約5万組増加
- 母子世帯数……約55万世帯→約77万世帯と約22万世帯増加
このシングルマザー(母子世帯)の数が増えている理由に、離婚が多くなっていることもありますが、未婚でのシングルマザーを選択する人も多くなっているという理由もあります。
これは、「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果」から分かるのですが、シングルマザーの中で、未婚でのシングルマザーの割合が平成5年から平成28年で4.7%から8.7%とかなり、かなり増えてることからも分かります。
ところで、シングルマザーの再婚件数はどうなのかも気になりますよね。これは、子供がいるかどうかは指定していない再婚率なのですが、離婚の年を含む離婚後5年間に再婚した女性は、平成23年から平成27年まで22%から~24%でほぼ横ばいになっています。
再婚者のうちの子連れの割合は分かりませんが、離婚後5年以内に再婚となる人は5人に1人はいるんですね。
2.シングルマザーの出会いの場はどこ?
それでは、シングルマザーの方は、いったいどこで男性と出会っているのでしょうか?ここでは、シングルマザーが男性と出会える6つの場所や方法をご紹介します。
働いている職場での出会い
シングルマザーという事で、働いている方が大半だと思います。実は、同じ職場で出会っている方って結構いるんです。
同じ職場の男性は、1から知り合う男性と違い、ある程度中身や家庭の事情も知っていますよね。内面もある程度知っているとすると、スタートが他の出会い方より一歩進んでのスタートになるのです。また関係が発展した場合も、相手の男性はあなたに子供がいる事は知った上でのお付き合いになるので、子供に配慮したお付き合いができます。
お見合いパーティー等に参加しての出会い
街コン等のお見合いパーティーに参加するのも一つの出会う方法です。今は、街コンも場所や条件によって検索しやすいですし、その条件も「シングルマザーOK」や「婚姻歴に理解ある」等、シングルマザーという事を最初から分かった上でのお見合いパーティーもあるので、子持ちだという事が障害になることなく男性と出会う事ができます。
しかし街コンなどのお見合いパーティーは、マッチングまでは短い時間しか相手の男性と話すことができないので、しっかりとあなたや子供の事まで考えてくれる男性を、パーティーの時間内といった短時間で見極める事が必要です。
子供の習い事の先生
子供が小さければ習い事の先生やコーチ、少し大きくなったら学習塾や家庭教師の先生との出会いもあります。その場合、子供の事を相談にのってもらっているうちに恋愛に発展していくことが多いようです。もちろん相手の男性は子供がいる事も知っていますし、なにより子供も相手の男性の事を知っていますので、再婚まで発展した場合に子供も相手の男性を受け入れやすいかもしれません。
男友達に連絡をとる
結婚して連絡を取らなくなった男友達に連絡をしてみるのも出会いのきっかけになります。その男性と発展しない場合も多いと思いますが、独身の友達を紹介してもらったり、コンパを開いてもらうこともできます。
元々シングルマザーだという事を伝えておいてもらえば、それが障害になることもないので、敷居が高そうな昔の友達への連絡もありかもしれません。
結婚相談所で出会う
結構相談所に申し込むのも出会いの一つです。
元々結婚相談所は、ゴールが結婚なので寄り道をしなくてもよいというメリットと、プロフィールに書き込んであるため、子供がいるかどうか、親と同居しなくてはいけないのか、そうではないのか等、最初に分かっての出会いになります。
婚活パーティーやマッチングアプリに比べると成約率は高くなりますが、初期費用が10万円以上、月会費が1万~1万4千円など、もしすぐに再婚相手と出会えたとしてもかなり高額になるので、登録するまでのハードルは高い出会い方だとも言えます。
マッチングアプリを利用する
スマホやPCで手軽に登録できるマッチングアプリを利用した出会いも広がってきています。マッチングアプリでは女性は無料の事も多いですし、最初にプロフィール等を登録するので子供がいる事は分かった上での出会いになります。
また、家でアプリを見る事ももちろんできますので、子供が小さくて外出が難しい方や、仕事が忙しくてすきま時間しか作れない方でも出会う事ができる方法です。でも、写真があるとはいえ、実際に会っての出会いとは違うので、マッチングした後にメッセージを交換したりして、自分に合った相手か等を見極める事が大切です。
3.シングルマザーが再婚をする時の注意点
男性と出会ってお互いに気に入り、再婚となった場合の注意点や気を付ける事はどんなことがあるのでしょうか?
子供をしっかりと可愛がってくれるか
シングルマザーの再婚で一番気を付けなくてないけないのが子供の問題です。見切り発車で再婚してしまい、子供とパパがしっくりいかないとなったら大変です。
子供も賛成してくれてるから大丈夫!と思っても、一緒に暮らしてみるとやっぱり難しい……なんてことも考えられるのです。そして、相手の男性も思ったより大変で自分の事を見てくれないのが不満となる可能性もあります。
出来れば再婚前に一日一緒に過ごしてみる、旅行をしてみる等して長時間過ごしてから再婚に踏み切ってください。
子供を作るのか作らないのか
これも、子供の事なのですが意外と大切な事です。あなたはもう子供がいるから次の子供はいらないと思っても、男性はやっぱり自分の子供も欲しいと思っているかもしれません。
逆に、あなたが欲しいと思っていても、男性の方がもう作らなくてもよいと思っているかもしれないのです。暗黙の了解ではなく、再婚前に「次の子供はどうするか」をしっかりと言葉で確認しておくことも、再婚してからうまくいくには大切です。
自由さを手放せる?
再婚すると、今まで子供と自分だけの生活だったのに対して、相手の男性にも合わせなくてはいけなくなります。
- ご飯を作るのを一人分多くする
- 休みの日に相手に合わせて行動する
など、一つ一つは小さい事でも、気になってくるかもしれません。再婚した場合は、それ以上の幸せがあると考え自由さを手放す覚悟があるかにも注目してください。
相手の親戚との付き合い
相手の男性が初婚だと、なおさら相手のご両親や親せきとうまく付き合えるかが気になるところです。
再婚前にご両親には挨拶をすると思いますが、自分に子供がいるという事は、相手の男性の両親には孫ができることになります。お盆やお正月など一緒に過ごす時間ができる事を考えると、子供も受け入れてもらえるのか、いとこなどがいる場合仲良くできるのか等まで再婚前に分かっていると安心かもしれません。
4.まとめ~シングルマザーの婚活が上手くいくために~
シングルマザーの婚活には、初婚の方と違い出会いから再婚まで、様々なハードルが立ちふさがると思います。
でも、それを乗り越えたところに大きな幸せが待っているのです。子供と共に幸せになるために一つ一つハードルを越え、一生を共にできる家族を手に入れて下さい。
参考
- 平成29年 国民生活基礎調査の概況
- 平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果