年収アップが期待できる資格を取得する

シングルマザーで子供を育てあげるとき、やはり年収の高い職業に就きたいと思いますよね。転職、再就職を考えている人に、年収400万円以上を目指せる職業に就けるための資格をご紹介します。

資格ごとに、その職に就くメリットデメリット、期待できる年収、取得平均期間、難易度、受験資格をご説明します。難易度に関しては、取得期間と合格率を考慮して、高（難しい）、中（普通）、低（簡単）で評価しています。

1.看護師

看護師の資格取得のメリット・デメリット

看護師は、やはり手に職をつけられることがメリットです。仕事は大変ですが、収入の面でも期待できます。

一方、看護師になるためには、まず受験資格を満たすところから始めると時間がかかってしまうことがデメリットとしてあります。受験資格を有するまでに3年はかかります。

3年も仕事をせず勉強し続けるのは難しいです。しかし、高等職業訓練促進給付金という国の支援制度があります。該当すれば、月10万円支給されます。かなり大きいですね。

こちらの記事に高等職業訓練促進給付金について紹介しているので参考に。

看護師の期待できる年収

看護師として期待できる年収は、500万円台です。手に職をつけることができますし、年収としても申し分なしです。

看護師を取得するための平均期間

取得平均期間ですが、受験資格を満たすところからであれば最低でも3年はかかります。一方で、受験資格をすでに満たしている状態であれば、タイミングによっては1年以内に資格を取得することもできます。

看護師の難易度

難易度ですが、看護師国家試験というのは毎年合格率90%前後という高い数値で合格率が推移している状態です。勉強自体は大変かもしれませんが、真面目に勉強していれば十分にクリアできるでしょう。

看護師の国家試験を受けるための受験資格

看護師の受験資格は、以下のいずれかに該当する人です。

2.ケアマネージャー

ケアマネージャーの資格取得のメリット・デメリット

ケアマネージャーのメリットとしては、医療系、介護系の中でも仕事が基本的には昼間になるという部分が挙げられます。

一方で、デメリットはというとケアマネージャーの資格は今後ハードルが上がるのではないかと言われていることです。要は取得するのが難しくなる可能性があるので、取得を目指すのであれば今がチャンスです。

ケアマネージャーの期待できる年収

ケアマネージャーで期待できる年収は、どこで勤めるのかによっても異なってきます。ただ、だいたい300万円台から400万円台になります。シングルマザーは将来的なことを考えると年収400万円をひとつの目安にしておきたいので、十分射程距離にとらえています。

また、資格取得のハードルが上がると予想されることから、年収もさらに上がる可能性がありますよ。

ケアマネージャーを取得するための平均期間

ケアマネージャーの資格を取得するまでの平均期間についてですが、受験資格を満たすところから始めるのであれば最低でも5年はかかります。もし受験資格をすでに満たしているという場合には、タイミングにもよりますが1年以内に資格取得も十分に可能です。

ケアマネージャーの難易度

ケアマネージャーの難易度ですが、だいたい合格率が15%から20%あたりで推移しています。そう簡単ではないと考えていいでしょう。

ケアマネージャーの受験資格

ケアマネージャーの受験資格についてですが、まず医師や歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士（管理栄養士含む）、精神保健福祉士のいずれかの資格を持っており、これらの国家資格に基づく業務の実務経験が通算5年以上で従事した日数が900日以上であるというものです。

これらの国家資格を持っていない場合でも、生活相談員や支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員として対人援助業務に通算5年以上の従事期間があり900日以上の従事日数があればOKです。

ただ、それぞれの都道府県で違いが出てくる可能性もありますので、基本的には受験地の担当部署に問い合わせをすることをおすすめします。

3.ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーの資格取得のメリット・デメリット

ファイナンシャルプランナーのメリットですが、まずはいろいろな生かし方ができるという部分です。それこそファイナンシャルプランナーとして独立することもできるわけですし、別の仕事にファイナンシャルプランナーの資格を生かして手当をもらうといったこともできるわけです。資格を取得した後に活用しやすいとも言えるでしょう。

一方で、デメリットとしては2級以上になってくると難易度が上がってくるという部分です。より上のレベルを目指すことになりますので難易度が高くなるのも当たり前なのですが、それでも特に1級は難関と言われています。

ただ、その分、資格を取得することによって得られる知識や信頼といったものはその後確実に生かしていくことができるでしょう。

ファイナンシャルプランナーの期待できる年収

ファイナンシャルプランナーで期待できる年収は、業種や年齢によって幅があります。300〜600万台を目安です。

また、ファイナンシャルプランナーの資格をどのような形で活用していくのかにもよります。フリーランスになればもっと上を目指すことも可能です。

ファイナンシャルプランナーを取得するための平均期間

ファイナンシャルプランナーは、3級は2～3ヵ月、2級は3～5ヵ月、1級は4～7ヵ月と目安にすると良いでしょう。

資格取得までの平均期間ですが、これはどれだけの期間をかけて勉強するのかによります。ただ集中して勉強を行えば、目安の期間よりも短縮して資格を取得することも十分に可能です。

ファイナンシャルプランナーの難易度

難易度についてですが、3級であれば毎年合格率は50%から70%あたりで推移しているようなので難易度はやや低いと言えるかもしれません。２級は35%程度、1級は12%とレベルが上がるにつれて難易度も上がってきます。

ファイナンシャルプランナーの受験資格

ファイナンシャルプランナーの受験資格なのですが、FP技能士の3級であれば受験資格はあってないようなものです。というのも、FP業務に従事している人か、従事しようとしている人であればOKなのです。まずは、この3級に合格するところからスタートしていくことになりますね。

4.インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターの資格取得のメリット・デメリット

インテリアコーディネーターのメリットですが、まずインテリア業界などであればスキルアップや信頼度アップにつながるという部分です。

また、インテリアコーディネーターというのは就職や転職に役立つ価値のある資格として注目を集めています。需要も高いので、仕事を見つけるときには確実に有利に働いてくれるものと考えていいでしょう。

仕事選びの際には選択肢を増やしてくれる資格とも言えるかもしれません。さらに、フリーランスとしての働き方に興味を持っている人にとっても役立ってくれる資格です。

実際にインテリアコーディネーターとしてかなりの収入を稼いでいる人もいますので、夢のある資格とも言えるでしょう。女性であればインテリアに興味を持っている人も多いでしょうし、楽しみながら資格取得を目指せるかと思います。

私生活でも生かすことができるでしょうし、特に女性とは相性のいい資格なのかもしれません。

インテリアコーディネーターのデメリットとしては、独学で資格取得を目指せるがゆえにダラダラと勉強を続けてしまうという部分が挙げられます。

また、インテリア関連の知識がまったくない状態で勉強を始めると専門用語などを理解するのが難しいといった部分もあります。もちろん、自己管理ができて、なおかつインテリア関連に興味を持っているという人であればデメリットらしいデメリットはほとんどないでしょう。

インテリアコーディネーターの期待できる年収

インテリアコーディネーターの資格を取得して期待できる年収ですが、インテリアショップなどインテリアコーディネーターの資格を直接的に生かせるようなところで働くのであれば300万円台から400万円台といったところになってくるでしょう。

直接的には生かせなくとも資格手当という形で収入アップが期待できることもありますし、インテリアコーディネーターとして独立するということも可能です。独立して売れっ子になれば、年収1000万円も夢ではありません。

インテリアコーディネーターを取得するための平均期間

インテリアコーディネーターの勉強期間は、2、3ヶ月程度で考えておくとし良いでしょう。また試験は、一次試験、受かれば二次試験になります。一次試験と二次試験の間には２ヶ月間期間があります。それを踏まえると、ストレートでいけば半年以内にインテリアコーディネーターの資格を取得することが可能です。

インテリアコーディネーターの難易度

インテリアコーディネーターの難易度なのですが、ここ数年の合格率は20%台で推移しています。

インテリアコーディネーターというと結構簡単なイメージを持たれがちなのですが、合格率からもおわかりになりますようにそう簡単なものではありません。

ただ、これまでの傾向としては、一次試験と二次試験であれば一次試験のほうが合格率が低いです。そのため、一次試験を突破できれば気持ち的にも少し余裕が出てくるでしょう。

インテリアコーディネーターの受験資格

インテリアコーディネーターの受験資格は、年齢、性別、学歴、職業、経験は一切問いません。もちろん、一次試験に通らないと二次試験が受けられないので、まずは一次試験をクリアすることを目標にしていきましょう。

5.マンション管理士

マンション管理士の資格取得のメリット・デメリット

マンション管理士のメリットとしては、やはり需要が高いという部分が挙げられます。ご存知のように、マンションというのはどんどん増えています。

その分、マンションの出番も多くなるというわけです。これからマンションが減っていくということはほとんどないでしょうし、これからどんどん必要とされていく資格であると考えていいでしょう。

要は、将来性があるのです。また、収入のコントロールができるというのもひとつの魅力です。自分で収入のコントロールができる仕事はそうそうありません。

一方で、マンション管理士のデメリットとしては国家資格でありながら、まだまだ知名度が低いという部分が挙げられます。マンション管理士という資格は国家資格ではあるものの、国家資格としてはまだまだ新しい部類に入ります。

そのため、知名度がイマイチなのです。ただ、これから先でも求められる資格ですので、知名度は自ずとついてくると考えてもいいかもしれませんね。

マンション管理士の期待できる年収

マンション管理士で期待できる年収ですが、マンション管理士の年収はだいたい300万円台から500万円台だと言われています。

ただ、実際にマンション管理士として働いている人からは「ぴんきり」といった表現も出てくるようですので、差は出てくると思ったほうがいいかもしれませんね。

マンション管理士を取得するための平均期間

マンション管理士の資格取得までの平均期間ですが、試験を受けた後、2か月ほどで試験結果の発表があります。そのため、合格することができれば半年とかけずに資格を取得することができます。資格取得までに時間がかからないのはありがたいですね。

マンション管理士の難易度

マンション管理士の難易度ですが、マンション管理士の難易度は思っている以上に高いです。というのも、平成28年度の合格率はわずか9%なのです。かなりの狭き門と考えていいでしょう。

マンション管理士の受験資格

マンション管理士の受験資格なのですが、年齢、性別、学歴、国籍など一切を問わないとなっています。つまり、誰でもOKということです。受験資格はあってないようなものですので、とてもありがたいですね。

6.社会保険労務士

社会保険労務士の資格取得のメリット・デメリット

社会保険労務士のメリットですが、やはり難易度が高い資格だからこそ一目置かれるといったことが挙げられます。実際に就職や転職の際にも役立ちます。

一方で、デメリットとしてはやはりその難易度が挙げられます。合格率が低く、社会保険労務士は本当に狭き門です。一朝一夕では取得できないという部分がデメリットとなってくると考えていいでしょう。

社会保険労務士の期待できる年収

社会保険労務士の資格で期待できる年収ですが、どこに勤めるのかによって違ってきます。ただ、だいたい500万円台となることが多いようです。

社会保険労務士を取得できるまでの平均期間

社会保険労務士の資格取得までの平均期間ですが、1年以内で資格を取得することも十分に可能でしょう。ただ、簡単な試験ではありませんので、勉強する期間を考えるともう少し時間がかかってしまう可能性もあります。

社会保険労務士の難易度

社会保険労務士の難易度ですが、ここ数年での合格率は2%から9%の間で推移しています。難易度はかなり高いと考えていいでしょう。

社会保険労務士の受験資格

社会保険労務士の受験資格は、以下のいずれかに該当し、それを証明する書面を提出できる人になります。

7.中小企業診断士

中小企業診断士の資格取得のメリット・デメリット

中小企業診断士のメリットとしては、就職や転職にあたっての強みとなるところが挙げられます。また、独立が可能な資格でもあります。

一方でデメリットとしては、知名度がまだまだというところが挙げられます。知名度がイマイチなわりには、難易度が高いという資格でもあります。

中小企業診断士の期待できる年収

中小企業診断士で期待できる年収は700万円台から800万円台と言われていますが、この中は中小企業診断士の資格を取得する前から高収入だったという人も含まれています。

取得したからといって年収が劇的に変わるわけではないものの、生かし方によっては収入を大きく増やすことも十分に可能です。中小企業診断士の資格を副業で生かしているという人もいるくらいです。

中小企業診断士を取得するための平均期間

中小企業診断士の資格取得にあたっての平均期間ですが、資格の取得自体は半年とかけずに可能です。ただ、そう簡単な資格ではありませんので、それ以上の期間がかかる可能性も十分にあるでしょう。

中小企業診断士の難易度

中小企業診断士の難易度ですが、一次試験の合格率は20%前後、2次試験の合格率も同じく20%前後といったところです。全体で言えば、合格率4%程度になるでしょう。

中小企業診断士の受験資格

中小企業診断士の受験資格ですが、特に制限はありません。

8.健康運動指導士

健康運動指導士の資格取得のメリット・デメリット

メリットとしては、やはり健康にかかわる資格ということで活用しやすいという部分です。やりがいも感じやすいでしょう。

デメリットは、受験資格が体育大学卒業だったり、保健師や管理栄養士だったなど、関係のある学校、または資格を取得していることが条件になってきます。全く違う分野で勉強、または働いていると、受験資格を取得するのに時間がかかります。

健康運動指導士の期待できる年収

健康運動指導士で期待できる年収としては、200万円台から400万円台あたりだと言われています。当然、どこで勤務をするのかによっても違ってきます。

健康運動指導士を取得するための平均期間

取得平均期間ですが、受験資格があれば数か月単位で取得している人が多いようです。1年以内には取得できると考えていいでしょう。

健康運動指導士の難易度

難易度ですが、ここ数年の合格率は60%前後で推移をしているようです。低くはないものの、油断はしないようにしておきたいですね。

健康運動指導士の受験資格

健康運動指導士の受験資格ですが、健康運動指導士養成講習会を受講するか、健康運動指導士養成校で学ぶかの2択になります。講習会の受講するには、体育大学を卒業した、保険師、管理栄養士などです。

全く関係のない仕事をしてきた人には、受験資格を取得するのに時間がかかるかもしれません。

9.ジュニアスポーツ指導員

ジュニアスポーツ指導員の資格取得のメリット・デメリット

メリットとしては子どもを対象にスポーツ指導ができるという部分でしょう。シングルマザーにとっては経験を活かしつつ、楽しめる部分もあるかと思います。

デメリットは特にないのですが、強いて言うのであればまだそこまでの知名度がないといったところでしょうか。

ジュニアスポーツ指導員の期待できる年収

ジュニアスポーツ指導員で期待できる年収なのですが、実はジュニアスポーツ指導員に関しては年収などが明らかになっていません。

採用情報などでは、200〜400万程度の募集が見られます。

ジュニアスポーツ指導員を取得できる平均期間

取得平均期間は数か月単位であると考えていいかと思います。難しい資格ではないので、1年かかることはないでしょう。

ジュニアスポーツ指導員の難易度

難易度ですが合格率は90%ほどとなっていますので、難易度は低いと言えるでしょう。もちろん、油断するのは厳禁です。

ジュニアスポーツ指導員の受験資格

ジュニアスポーツ指導員の受験資格は、受講する年の4月1日現在で満20歳以上であることです。

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